ガソリンはじめ様々な食品の値上げが続いている

1.なぜここまで値上げが続いているのか?

様々な身近なものの値上げが非常に深刻になっています。
ガソリンや食料品を始め、その他の物についても値上げが続いており、身近な物の負担が非常に増える傾向にあるのです。
その要因には世界情勢の変化があります。

値上げするものを月別にまとめてみた – NAVER まとめ

日本はこれまで経済効率やその他の様々な理由により、多くのものを輸入に頼ってきました。
日本国内の人件費やその他の費用が高騰する中海外にその生産を頼ったほうが効率的であると言う考えが定着し、合わせて先進国である日本の技術を世界に広めることで、国際的な役割を果たしてきたと考えられています。

しかし、これまで後進国とされてきた様々な国の経済発展や文化の発展により、日本は今まで考えてきた経済効率の原則が大きく崩れようとしているのです。

特に中国の目覚ましい発展は日本の経済にも大きな影響を及ぼしています。
これまで日本から見た場合中国は技術や文化の遅れている国として見ていた部分があり、人件費が安く生産性が高いことから多くの日本企業が現地に進出し安い賃金で現地の労働者を利用して安く様々な製品を製造してきました。

また農作物に関しても日本に比べてその価格が安いことから多くのものを輸入に頼り、これをもとに様々な日本での販売の価格が設定されていた経緯があります。

2.日本とアメリカの協力体制や立ち位置が大きく変化している

しかし中国が文化的にも技術的にも発展し、自らの経費の妥当性を見直した場合に日本や先進国に比べて非常に低いのに気づき、その価格を高騰させているのが日本で物価が高騰している人つの要因となっているのです。

加えて米国ではトランプ大統領が登場し、これまでの日本とアメリカの協力体制やアメリカの世界における立ち位置が大きく変化しています。
これまでアメリカは世界のリーダーとして様々な国の平和的な関係や経済のバランスを維持するための監視役として非常に重要な役割を果たしてきました。

しかしトランプ大統領が掲げるアメリカ市場主義はアメリカを発展させるために他の国の犠牲もいとわないものとして様々な変革をもたらし、これにより不利益を被る国が非常に増えている傾向があるのです。

また政治的にもアメリカの権利を優先させ様々な国とのこれまで維持された良好な関係を崩してしまうことからこれらの国が反発し経済的な均衡が崩れてしまっていることも日本での輸入品の価格の高騰が激しくなっている要因と考えられます。

特に日本はその全てを輸入に頼っている原油に関しては中東の情勢が非常に不安定な状態が続いており、これにアメリカの強固な政策が加わることでさらに不安定な要素が増している傾向があります。

3.物価は今後も上昇し続けることが予想される

日本にとって原油は非常に重要な役割を担っており、単にガソリンや灯油の価格が高騰するだけでなく、ほとんどすべてのものに大きな影響を及ぼしてしまうのです。

現代の日本では食品の衛生品質を保つためにその包装が非常に充実していますが、これらの材料となるものは原油を原料としたものがほとんどで、この価格の高騰により包装にかかるコストが上昇することから、その費用が実際の物価に大きく影響してしまうのです。

近年では野菜もスーパーなどで購入することが多くなっており、スーパーに並んでいる野菜や食品は全て包装がされている事からこの原価の上昇は価格として反映され、大きな影響与えるものとなってしまっているのが実態です。

日本人の食生活に欠かせない魚や海産物に関しても同様に、漁を行うための船の動力や、洋食の魚の場合にはこれを管理するための機器の運転費用、あるいは加工するための工場の運転費用など様々な面で原油価格の高騰は日本の物価に非常に大きな影響を及ぼしています。

現在は国際情勢は非常に不安定であり、その落としどころが見えない状態となっているため、物価が今後も上昇し続けることが予想される面もあり非常に不安な情勢となっているのです。